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ホーム > コラム&ニュース > 健やかな笑顔への願いを胸に開発された「エフコン(F-CON/光冷暖)」
201911.21
カテゴリー:コラム
●喘息やアトピーで悩む家族のために
エフコン(F-CON/光冷暖)を開発する大きなきっかけとなったのは、喘息やアトピー性皮膚炎の家族の悩みに触れたことでした。
苦しさや痒さで夜も眠れず泣く子供たちを見て、何かできないか、良いものが作れないかという思いが募っていったのです。
自分たちに作れる小さなものから始めよう。そう決めて、アトピーでも安心して使える石鹸やシャンプーなど、身近なものから開発を始めました。これらの商品は今でも、グループ企業「annyのお気に入り」のショップで好評をいただいています。
Annyのお気に入り
こういったグッズで改善を得た方もいましたが、頑固な症状が治りきらない方もいて、「もっと色々な形で悩んでいる人たちの役に立てないか」という思いを強くしました。
「気持ちよく使っていただくだけで体が喜ぶものは他にもあるはずだ」と、信念を固くし、開発の手を緩めずに様々な研究を重ねたのです。
●石に秘められていた「健康に良いチカラ」
アトピー性皮膚炎の治療法を多方面に求める中で、肌に良いとされる温泉治療法に出会ったのが30年ほど前です。有名な秋田の玉川温泉で湯治に訪れている人々の姿を見て、「石を温めて出てくる遠赤外線を用いて身体を温めることで、美容健康に役立つ施設が作れるのではないか」という着想を得て研究を始め、女性向けの店舗型岩盤浴を作りました。
岩盤浴は温めた石の上に横たわる温熱療法で、サウナのような高温に設定する必要がなく、じんわり心地よい温度に設定した石の上に横たわるだけで効率よく体の芯まで熱を伝えられます。
「体の中からキレイにしたい」という当社の思いを託せるものにたどり着き、日本で初めて、岩盤浴施設を作ることができた瞬間でした。
●「エアコンのいらない家」を作ろう
温められた石は遠赤外線効果(輻射熱)で、空間全体の温度を上げる。この仕組みを家の冷暖房に転用できないか?と開発者は考えました。
鍾乳洞に入るとひんやりと涼しいように、石を冷やせば冷房効果も得られるはずだと逆転の発想も同時に生まれます。
開発者の家族も、喘息やアトピーがあったりしてエアコンが苦手でした。そこで「エアコンのいらない家ができないか?」と色々と研究していたのです。床暖房や太陽熱を利用した冷暖房を用いた家を建て、実際にその家で暮らしてデータや家族の体調の変化を見極めて、うまくいかなければ引っ越しをしてでも次のシステムを試す、という自分自身での実証試験を繰り返しました。結果 4年ごとに引っ越しを繰り返していました。
初めてパネルの冷暖房を設置した家を建てたのは、14年ほど前。風を使わず、パネルの温度を調節することで室内温度を管理するシステムの誕生です。室内の内装仕上げ材にもオリジナルの材料を活用し、より快適・健康的な家を目指しました。
いざ住んでみると家族の体調が安定し、エアコンなしで丸3年、快適に暮らすことができました。
「やった!」「これならいける!」思わず声が出た素晴らしい結果でした。
エアコンが苦手で悩んでいる全国の人に、新しい形で貢献できると確信し、しっかりとデータを取って完成へと向かいました。
今では多くの理解と共感を得て、全国へと普及しつつある「エフコン(F-CON/光冷暖)」。
家族の、人々の健康の悩みを軽くしたい。そんな小さな思いをコツコツと積み重ねて当社がたどり着いた大きな答えが、エアコンではない新しい冷暖房という形になりました。
暮らしそのもの、暮らしの土台となる家そのものを、エフコン(F-CON/光冷暖)の普及で新しく生まれ変わらせたい。
当社は今後も、全力で「心地よさと健やかさ」が共存する暮らしを支えてまいります。
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